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岩手県農産物改良種苗センター

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年頭のご挨拶

 

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公益社団法人 岩手県農産物改良種苗センター

             理 事 長     田 沼 征 彦

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新年を迎え、皆さまにはご健勝のこととお喜び申し上げます。

日頃より、当センターの事業運営につきましては、特段のご支援、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

本県の水稲作柄は、7月下旬から9月中旬まで記録的な高温が続き、高温障害が心配されましたが、最終的な作況指数は「105」の「やや良」となり、品質的にはカメムシ被害による着色米がやや見られたものの、うるち米の一等比率は93.9%と全国トップの検査成績となっております。関係機関・団体と一体となって実施している産米改善の取組みが功を奏したと考えております。

また、9月に実施されました米の放射性物質調査で本年も全て不検出となり、消費地に向け安全・安心な本県産米を供給できることに、関係者一同安心しているところであります。

本年度の当センターの運営状況を申し上げますと、まず水稲種子の生産につきましては一部に「イネばか苗病」の発生や局地的に異常発生した「ウンカ」による汚損被害が見られたものの、種子生産者と関係農協のご協力や関係機関のご指導によりまして、需要数量を全量供給できる見込みとなっております。

また園芸種苗では、現在実施されています国の「果樹経営支援対策事業」等を活用した改植による苗木需要が堅調であることや、りんどうの県オリジナル新品種の導入などにより園芸事業全般にほぼ計画通りに推移しております。

さて、当センターは公益法人制度改革に伴い公益社団法人への移行を進めて参りましたが、移行申請が認定されたことから昨年7月に移行登記を完了し、「公益社団法人」となりました。農産物の市場性向上や農家経済の安定向上に寄与すべく、これまで以上に公益性を重視した事業運営を行い、優良種苗の安定供給に最善を尽くして参る所存であります。

会員・関係機関各位の一層のご支援とご協力をお願い申し上げるとともに、皆様のご多幸を祈念し、年頭のご挨拶と致します。