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岩手県農産物改良種苗センター

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令和2年理事長の年頭挨拶

明けましておめでとうございます。

新しい年を迎え、皆様には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

また、日頃より当種苗センターの事業運営につきまして、特段のご支援、ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

令和に代わった昨年の県全体の水稲作況指数は103のやや良でした。しかし、登熟初期の高温、特に高夜温による白未熟米・白死米が多く見られ、一等米比率が前年より低下しました。これは県中南部で顕著であり、本県稲作にも地球温暖化の影響が無視できなくなりつつあるのかと、今後に不安を残すものとなりました。

水稲種子は、異型株や病害株等の抜き取りをはじめ生育期全般を通じて細心の採種管理に取り組み、量的にも、質的にも申し分のない種子を確保できたところであり、種子生産者の皆様のご努力に心から感謝申し上げるものです。特に、不合格の第一原因となっていたイネばか苗病については、育苗段階から周辺ほ場を含めた取り組みにより不合格ほ場を大幅に削減できたところです。

「金色の風」と「銀河のしずく」についても、県の推進計画に対応できる十分量の種子を確保しております。

「売れる米づくり」のもとに各地で様々な動きが出ており、米をめぐる情勢は予断を許さない状況が続きます。我々としては、アンテナを高くして小さな変化も見逃さず、種子供給を通じて県内の生産者の皆様が安心して取り組める環境を維持して参る所存です。

当種苗センターの園芸作物部門は、りんご苗木とりんどう種子・種苗が太宗を占めます。りんごは岩手県育成品種「紅いわて」や、「はるか」「宮美ふじ」など各品種を台木別(M系、JM系、マルバ)に取り揃えていますし、岩手県育成18品種のりんどう種子を生産・供給しております。これらの作物は定期的に植え替えることや新品種の導入により消費ニーズに合った高品質な果実や切り花の生産と安定した収益が得られます。樹齢や株齢が適期を過ぎれば収量や品質が低下し、期待どおりの収益が得られません。老齢樹、老齢株の計画的な植え替えの検討をぜひお願いしたいと思います。

当種苗センターは引き続き農業生産の基盤である優良な種子種苗を安定的に供給し、岩手県内農業者の所得向上に寄与する所存であります。種子生産者の皆様や関係機関・団体各位の一層のご支援、ご協力を賜ることをお願い申し上げますとともに、皆様のこの一年のご多幸を祈念し、年頭の挨拶といたします。

 

 公益社団法人 岩手県農産物改良種苗センター

                   理事長  久保 憲雄